梅雨はジメジメして不快感が高まります。
加えて、ダイエットが成功しにくい時期とされています。
なぜでしょう?
理由はホルモンバランスが乱れるためです。
ここでは、梅雨とホルモンバランスについてまとめてみます。
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梅雨
梅雨は、春と夏に比べて雨が多くなり、日照が少なくなる、初夏の季節現象です。
北の湿ったオホーツク海気団と、南の小笠原海気団の二つが衝突し、前線ができて起こります。
日本だけでなく、前線が停滞するチベットあたりから、台湾、中国の一部、朝鮮半島、ロシアのウラジオストックなどにかけても梅雨はあります。
梅雨にダイエットが成功しにくい理由
梅雨時期は太りやすくなると言われています。
その原因は、以下の流れにあります。
- 雨が続き、日光を浴びる時間が少なくなる
- 日光を浴びる時間が少なくなると、ビタミンDの生成が減少する
- ビタミンDが減少すると、食欲を抑制するホルモン(レプチン)の分泌が、少なくなる
- レプチンが少なくなると、食欲増進ホルモン(グレリン)が活発化する
- グレリンが活発化し、食欲が増進され、食べ過ぎる
- 食べ過ぎて太る
ビタミンD
ビタミンDは、カルシウムやリンなどのミネラルの代謝や恒常性の維持、骨の代謝に関係しています。
ビタミンDは、日光を浴びることにより、皮膚下で生成されます。
ビタミンDによって、レプチンが分泌されます。
レプチン
レプチン (leptin) は、食欲と代謝の調節を行うホルモンです。
レプチンが脳に届くと、食欲が抑制されます。
それゆえ、ギリシャ語で『痩せる』を意味する λεπτός (leptos) から命名されています。
レプチンはビタミンDによって、分泌されます。
しっかりと睡眠をとる方は、睡眠時間が少ない方より、レプチンの血中濃度が多いとされています。
グレリン
グレリン (ghrelin) は、成長ホルモンの分泌を促進するホルモンです。
グレリンが脳に届くと、食欲を増進させます。
それゆえ、”grow”(成長)の基語 “ghre” にちなみ命名されています。
グレリンは空腹時に分泌されます。
梅雨にダイエットを成功させるには
梅雨時期にダイエットを成功させるには、食欲を抑制するホルモン(レプチン)を分泌させ、維持することが大切です。
ダイエットを成功するためにも、晴れ間には日光を浴び、しっかり睡眠をとりましょう。