歳は老いても、いつまでもしっかりして生きていきたいものです。
65歳以上に15%発症の可能性がある「認知症」。
その認知症予防に効果があるもののひとつに、イタリア料理「アクアパッツァ」があります。
今回は認知症予防に、「アクアパッツァ」の効果と作り方をご紹介します。
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認知症
認知症とは、かつて痴呆症ともいわれていました。
いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが鈍くなったために、さまざまな場面で障害が起こり、生活するうえで支障が出る状態のことを指します。
認知症予防と料理の関係
認知症予防の効果が期待できる行動の中に、料理があります。
自身でスケジュールをたて、確認しながら工程を進め、手先を動かすことが、脳を活発にしているのです。
さらに、新たなレシピを覚えることも、認知症予防の効果が期待できるのです。
イタリア料理
ある学会で、認知症予防に効果がある料理が発表されました。
その料理はイタリア料理の「アクアパッツァ(魚のオリーブオイル煮込み)」です。
以前から地中海地方の人々は、認知症の発症が少ないと研究されてきました。
「アクアパッツァ」を良く食べる1,000人を調査したところ、認知症発症のリスクが54%も低下ともいわれています。
「アクアパッツァ」は、魚とオリーブオイルで調理されます。
魚にはDHA、オリーブオイルにはオレイン酸が多く含まれ、脳の血流を促す効果があるのです。
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アクアパッツァの作り方
認知症予防に効果が期待される、簡単な作り方をご紹介します。
ニンニクを炒める
フライパンにオリーブオイルをいれ、ニンニクを炒めます。
可能であれば、エキストラバージンオリーブオイルで炒めましょう。
軽く塩をふる
魚に軽く塩をふります。
魚は、タイ、スズキ、タラなどの白身魚や、サバのような青魚が良いでしょう。
おいしさのうえでは、骨から良い出汁がでるので、尾頭のついた小型の魚が好まれます。
おいしさを気にせず認知症予防を目的とするならば、DHAを多く含む魚マグロ、ブリ、サンマなどでも良いでしょう。
魚を焼く
軽く塩をふった魚を、両面とも皮を焼きましょう。
蒸し焼きにするので完全に火を通す必要はありません。
貝・トマトをワインで煮込む
焼いた魚に7割火が通ったら、貝類・トマトを加え、水と同量の白ワインで煮込みます。
貝類はアサリやムール貝などが一般的です。
仕上げのオリーブオイル
貝の口が開いたら、オリーブオイルを回しかけ、イタリアンパセリのみじん切りを散らして出来上がりです。
まとめ
認知症予防に「料理をすること」は効果的です。
認知症予防に効果のある「アクアパッツァ」を覚えて、発症リスクを低下させましょう。