みなさんもインフルエンザ発生期などでは、マスクやうがい・手洗いなど、充分に風邪予防はされているかと思います。
そこに、普段行っている朝起きてからの行動をちょっと改善することで、さらに効果が高まります。
それは、朝一番の歯磨き。
朝一番の歯磨きで、インフルエンザウイルスの応援酵素とよばれるプロテアーゼを取り除くことができるのです。
ではなぜ、朝一番の歯磨きが効果的なのか、ご紹介して参ります。
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睡眠中は口、喉が乾燥している
人間は起きている間、唾液が分泌され細菌の繁殖が抑えられています。
喉は粘膜に守られていて、感染しにくくなっています。
けれども、睡眠中は唾液の分泌が抑えられ、口の中が乾燥し、細菌が増えやすい環境になっています。
また、喉も粘膜が乾燥し、ウイルスに感染しやすくなっています。
インフルエンザ応援酵素
朝は、寝ている間に口の中で細菌が繁殖しています。
その細菌の中に、インフルエンザ応援酵素プロテアーゼが含まれています。
プロテアーゼは喉の粘膜を破壊し、ウイルスに感染しやすくなる環境を作ってしまいます。
感染しやすくなった喉に、ウイルスが付着すると20分ほどで体内に吸収されてしまうのです。
朝一番の歯磨き
これまでお話した通り、朝の口の中は細菌が繁殖しています。
繁殖した細菌のなかでも、インフルエンザ応援酵素プロテアーゼを取り除く必要があります。
目覚めたら、朝一番に歯磨きをしてプロテアーゼを取り除きましょう。
歯磨きは食後
多くの方が、歯磨きは食後に実施されていらっしゃるかと思います。
歯科医師が薦める歯磨きは、食後30分ですので、歯磨き自体は食後が適切です。
今回ご紹介する歯磨きは風邪予防です。
朝の歯磨きは、朝一番の歯磨きと、朝食後の歯磨きの2回が適切です。
どうしても食後1回の歯磨きで済ませたいとお考えの方は、朝一番の歯磨きをマウスウォッシュやうがいに切り替えるのが良いでしょう。
まとめ
朝の口の中は、細菌が多く繁殖しています。
その細菌のなかに、インフルエンザ応援酵素とよばれるプロテアーゼがあります。
プロテアーゼは、喉の粘膜を破壊し、ウイルス感染しやすい環境を作ってしまうのです。
感染しやすくなった喉に、ウイルスが付着すると20分ほどで体内に吸収されてしまいます。
風邪予防には、朝一番の歯磨きが適切です。
朝一番の歯磨きと、朝食後の歯磨きの2回が煩わしい方は、朝一番の歯磨きをマウスウォッシュやうがいに切り替えるのが良いでしょう。