人間のカラダは、ほぼ水分でできているといわれます。
成人のカラダでは、約60〜65%が水分です。
健康なカラダを保つために必要な1日の水分量は、
体重 × 3% とされています。
今回は健康なカラダを保つ、水分量についてお話します。
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カラダの水分量
人間のカラダは、ほぼ水分でできています。
子供 約70%
成人 約60〜65%
老人 約50〜55%
このように成長する毎に、体内の水分量は減少しています。
水分量の差は、子供と成人を比べると、体内の脂肪量と水分量の比率が要因です。
成人と老人を比べると、細胞内の保水量が要因とされています。
カラダを保つ水分量
健康なカラダを保ち続けるには、風邪をひきにくい体内環境を維持することが大切です。
そのためには、水分は必要不可欠です。
平穏な生活を過ごしても、体重の2%の水分量は、唾液や粘膜など、口や喉を潤おすために利用されます。
唾液や粘膜は外部からのウイルス侵入を防ぎ、粘膜はウイルスを痰として排出します。
体重の2%の水分量が失われ、口と喉が渇くと、普段であれば、唾液や粘膜に守られている口や喉が、ウイルスの影響を受けやすくなり、風邪をひきやすくなるのです。
風邪をひくにくい体内環境を維持するには、口と喉を、唾液と粘膜で潤しておくことが必要です。
唾液と粘膜を潤すためには、
1日 体重 × 3% の水分量が必要です。
体重50kgの方の場合、
1日 50kg × 0.03 = 1.5kg = 1.5L の水分量が必要です。
つまり 1日で、500ml のミネラルウォーター3本を飲みきる必要があるのです。
アルコールは水分ではない
「お酒(アルコール)を含んで、必要な水分量を満たしているから大丈夫。」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アルコールは水分ではありません。
アルコールの摂取は、利尿作用があるため、水分補給というよりも水分排出につながります。
アルコールを摂取した際には、摂取アルコールの倍の水分を補給してください。
水分補給のタイミング
多くの方は、「喉が渇いた」ときに、水分補給されているかと思います。
実はこの段階で、喉は粘膜が減少し、ウイルスの影響を受けやすくなっています。
喉が渇く前に、早めに水分補給してください。
まとめ
健康なカラダを保つためには、風邪をひきにくい体内環境を維持することが大切です。
風邪をひきにくい体内環境を維持するには、
1日 体重 × 3% の水分量が必要です。
自身の水分補給量を再確認し、健康なカラダを保ちましょう。