豆知識

1日2回の薬は服用を忘れがちな方にオススメ

投稿日:2015-09-29 更新日:


私はドジです。

してはいけないことを、ついついしてしまいます。

1日3回服用の薬は、昼頃の服用をよく忘れてしまいます。

私のような経験をされたことがある方は、常備薬を1日2回服用の薬に変更してみてはいかがでしょうか?

 

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薬を買うとき

同じ種類の市販薬で、鼻水やくしゃみなどに効くという効能も同じなのに、1日3回服用と1日2回服用の錠剤があり、購入するときに迷ってしまいます。

詳しく成分表示を見ても、主成分もほぼ同じになっているかと思います。

何が異なるのでしょう?

これは、

一錠あたりの有効成分量
時間差で効能が効く仕組み

の違いにあります。

 

薬が効く

そもそも体内に入った薬は、どうやって効くのでしょう?

CMなどで耳にしたことがあるかと思いますが、

胃で溶けて
腸で吸収され効く

ようになります。

1日2回服用と1日3回服用の薬には、腸で吸収され効くまでの時間に違いがあるのです。

1日3回服用の錠剤

錠剤の場合、全部の成分が胃で溶け、腸で効きます。

錠剤の構造
外側は、唾液で溶けないコーティング剤に覆われています。
内側は、すべて腸で効く有効成分が入っています。

効くまでの仕組み
口から服用し食道を通る
胃に入り成分が溶ける
溶けた成分が腸に運ばれる
腸で吸収され効いていく

 

1日2回服用の錠剤

胃で溶けて効く成分と、腸で効く成分があり、長時間効果が持続します。

錠剤の構造

外側は、唾液で溶けないコーティング剤に覆われています。
内側は、腸で効く一部の有効成分とさらに錠剤が入っています。
この錠剤は胃で溶けず、腸で溶けます。

効くまでの仕組み
口から服用し食道を通る
胃に入り一部の成分が溶ける
一部の溶けた成分と胃で溶けなかった錠剤が腸に運ばれる
一部の溶けた成分が腸で吸収され効いていく
胃で溶けなかった錠剤は腸で溶ける
残りの溶けた成分が腸で効いていく

 

1日2回服用のカプセル

カプセルも似たような仕組みになっています。

カプセルの構造
カプセルの中には、早く溶けるコーティングがされた粒と、ゆっくり溶け出すコーティングがされた粒とが入っています。

 

1日2回服用の薬が作られた目的

なぜ1日2回の薬は作られたのでしょうか?

それには、ある目的があったのです。

それは、

1日3回服用できない人のため

だったのです。

1日3回服用の薬は、用法通りに服用する方が 51%ぐらいと言われています。

多くの方が、朝と夕は服用するのですが、昼頃の服用ができなかったり、忘れたりするのです。

1日2回服用の薬はまさに、ドジな私に適しているんですね。

 

まとめ

1日2回服用の薬は、

1日3回服用できない人のため

に作られています。

お昼頃の服用を忘れてしまいがちな方は、常備薬を1日2回服用のモノに換えてみましょう。









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