牛乳は乳脂肪分でおいしさと価格が違う

スポンサーリンク

様々な料理にも利用される牛乳。

みなさんはどのような基準で購入されていますか?

おいしさですか?価格ですか?

 

実は同じ牛から採れた牛乳でも、おいしさと価格が違うのです。

おいしさと価格は、乳脂肪分で決定するのです。

 

スポンサーリンク

 

乳脂肪とは

牛から搾った生乳をしばらく置いておくと現れる色が濃くなっている部分です。

これがあることで牛乳にコクが出るのです。

乳脂肪分は、牛乳パックの側面に必ず情報が記載されています。

 

同じ牛から摂った牛乳でも、乳脂肪分が多いものと少ないものとがあります。

それは成分を調整しているか否かによって変わります。

乳脂肪分が高い牛乳は、成分無調整牛乳
乳脂肪が低い牛乳は、成分調整牛乳
さらに乳脂肪分が低い牛乳は、低脂肪牛乳

成分調整牛乳・低脂肪牛乳は、成分の中から乳脂肪を取り除いているのです。

 

牛乳の製造工程

そもそも牛乳とは、牛から摂れた生乳を殺菌したものです。

殺菌だけで何も手を加えない場合、成分無調整牛乳になります。
殺菌した後、乳脂肪分を取り除いた場合、成分調整牛乳になるのです。

成分無調整牛乳のなかでも、殺菌工程の違いがあります。

高温殺菌130℃・2秒間

賞味期限がおよそ2週間長期保存ができます。

低温殺菌牛乳66℃・30分間

賞味期限は短いのですが、牛乳本来の味を壊さないようにしているのです。

 

成分調整牛乳製造では、取り除いた乳脂肪分でバター・生クリームなどを製造します。

製造したバターや生クリームを販売することで、利益を得ることができます。

これにより牛乳自体の値段を安くすることができるのです。

 

成分調整牛乳は、脂肪を抑えてカロリーを抑えたいと言う時代のニーズに応えるカタチで生まれました。

さらに乳脂肪分が低い牛乳として、みなさんがスーパーでよく手にする、低脂肪牛乳があります。

こちらは乳脂肪分の割合が、1.5%以下で、成分調整牛乳よりもさらに安く販売されます。

 

おいしさ

成分無調整牛乳は、殺菌以外一切なにも手を加えていないので、コクがあって甘味がある本来の牛乳の味です。

低温殺菌の方が甘い感じ牧場で絞ったしぼりたての牛に近い

 

成分調整牛乳は乳脂肪を取り除いていますが、成分無調整と「味の差が分からない」とも言われます。

それは企業努力によって、無調整牛乳と変わりなくおいしく飲めるギリギリの乳脂肪分にしてあるのです。

 

牛乳には旬がある

同じ牛乳でも季節によって味に差があるのです。

パック側面に乳脂肪変動グラフが記載されている場合があります。

季節によって変化する乳脂肪分があらわされています。

牛乳が一番おいしい季節は冬。

牛は暑さに弱く、夏は痩せ細り、冬に向け体内に脂肪分を蓄えるため、同時に乳脂肪分もあがります。

そのため、冬が1年で最もおいしく濃厚な牛乳を味わえるのです。

 

まとめ

牛乳は乳成分でおいしさと価格に差がでます。

 

季節の差も感じながら、おいしい牛乳を味わってみてはいかがでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました