漢字「左」と「右」の書き順

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現在、手書きで伝達することがが少なくなった気がします。

そんななか、ふと文字の書き順が気になりました。

漢字の「左」と「右」です。

みなさんは正しい書き順で書けますか?

 

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日本の文字

日本人はひらがな・カタカナ・漢字と、三種類の文字を器用に使い分けています。

小学生のころには、ひらがな・漢字の正しい書き順も学校で習っているはずです。

それなのに、簡単な漢字の「左」と「右」でさえ、ふと書き順が解らなくなる時があります。

 

みなさんも思い描いてください。

上から左下に書く払いが1画目なのか、左から右に書く線が1画目なのか?

どちらでしょう?

 

実は、「左」と「右」は対になる漢字なのに、書き順が違うのです。

そして、その書き順には意味があるのです。

 

形のバランス

書き順には、文字のバランスが関係しています。

漢字の「左」と「右」は形のバランスが異なっているのです。

その違いは、パソコンやスマートフォンでの文字表示でも明確に区別されています。

 

形のバランスは、以下のようになっています。

「左」は払いが長く、線が短い

「右」は線が長く、払いが短い

小学生の時に、形のバランスについても習っているはずです。

みなさんは区別できましたか?

 

そして、そのバランスから、ある書き順が決まっているのです。

それは、

横の線と払いが交差している場合、線が短い方を先に書く

です。

 

書き順

昭和33年、文部省が発行した「筆順指導の手びき」に「書き順の原則」という項目があります。

原則8 横画と左払い

『横画が長く、左払いが短かい文字では、左払いをさきに書く。
横画が短かく、左払いが長い字では、横画をさきに書く。』

このように、明確な書き順があるのです。

 

では、なぜそのような書き順になったのでしょう?

 

現在では、パソコンやスマートフォンなどを活用し、メールやSNSのやり取りがあるため、手書きで伝達することは少なくなってきています。

しかし、昭和33年当時は、鉛筆やペン、ときには筆を利用して手書きで伝達していました。

そのため、筆運びのしやすさが書き順にが反映されているのです。

 

よって書き順は

「左」: 左払いが1画目、横線が2画目

「右」: 横線が1画目、左払いが2画目

となります。

 

まとめ

漢字の「左」と「右」、対になる漢字ですが、書き順が異なります。

それは文字のバランスから定義されています。

横の線と払いが交差している場合、線が短い方を先に書く

「左」: 左払いが1画目、横線が2画目
「右」: 横線が1画目、左払いが2画目

 

みなさんも、時には手書きでお手紙など書いてみてはいかがでしょうか?

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