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IgA血管炎闘病を続ける3D-CADスタイリングモデラー

木工

お礼の品をデザインする

投稿日:2016-04-01 更新日:

私は2016年1月、Iga血管炎を突然発症しました。
Iga血管炎を発症したことにより、契約していた業務も終了することになったのです。

契約していた業務は10年になっていたこともあり、お世話になった方々にお礼をしたいと思いました。
ただ市販の品をを渡すだけでは、なにか物足りなく感じたので、お礼の品をデザインすることにしたのです。

 

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モデラー

私はIga血管炎を発症するまで、NXという3D-CADを利用してモデリングするモデラーという業務を担っていました。
モデラーとは、プロダクトデザイナーが作成したラフスケッチ(2D)から、造形データ(3D)を造る仕事です。
モデラーとして勤務していた私は、ある企業主さまと契約して頂いていました。
しかし、突然Iga血管炎を発症したことで、契約を終了することになったのです。

 

お礼の品

契約頂いた企業主さまのところでは、10年お世話になりました。
そのお世話になった方々に、なにかお礼をしたいと考えた私は、市販品ではなく自身でデザインしたモノを渡すことを計画します。
けれども、急に契約終了することが決まったため、最終勤務日までは約1ヶ月しかありません。
その期間に対し、お礼を渡したい方々は約50名と大人数だったのです。

 

デザイン

お礼の品を渡そうと考えた私は、今後挑戦していくプロダクトを感じさせ、日常的に利用して貰えるモノにしようと決めたのです。
デザインすることに決めたのは、大きさも手頃で気軽に使ってもらえそうなコースター。
ひとり1枚では寂しいので2枚渡すことにしました。

ラフデザインは、材質はケヤキで、漆塗りを施し感謝の意を彫刻することにしたのです。
しかしながら、ケヤキは硬く、加えて彫刻も懲りすぎたため、期間内で全数(2枚×50名)を仕上げることは困難であることがわかりました。

デザイン決定までに、何度か作り手である実家の父と討議を重ねました。
最終案は、材質は桐で、彫刻は簡素化し塗りを施さないことになりました。
彫刻のデザインは父からの提案です。

 

製造工程

工程はシンプルです。

直径9cmに切断

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カット面磨き

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デザイン紙の貼付け

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彫刻

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角を面取り

 

送別会

期間内に全数(2枚×50名)製造することができました。
最終勤務を終え、送別会の時にコースターを渡すことになりました。
送別会では、今後挑戦する事柄に関してプレゼンテーションを行い、その流れでお礼の品を渡せたのです。
お世話になった方々は、コースターの完成度と製造の手間に驚きつつ、喜んでくれました。

 

製品化

このページでの反響が大きければ、製品化も検討します。

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ちなみに製品化の際には、ケヤキに彫刻しクリア塗料を施したコースターを採用します。







-木工

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